太宰再び

小説ブームきそうですね

お笑い芸人のピース又吉直樹さんが『火花』で芥川賞を受賞されてから、書店で太宰治の作品をよく見かけるようになりました。又吉さんが大の太宰治ファンだからでしょうか。

 

又吉さんのお勧めする作品は他にも沢山並んでいましたが、私も太宰治が学生の頃から好きでよく読んでいましたので、今回は太宰治の作品『人間失格』について少し書いてみようと思います。

 

太宰治の作品は暗いイメージがありますよね。実際は暗いお話だけではなく、『きりぎりす』や『走れメロス』『パンドラの匣』など明るい作品もありますが、特に『人間失格』のような暗い作品が太宰治と言えばこれだという位有名な作品になっているのではないでしょうか。
私が『人間失格』で好きなのは冒頭で語られる「道化」についてです。

 

主人公は人に対して「人間に対する最後の求愛」として「道化」で接しているのだと語っています。

 

これは誰にでもあてはまることなのではないでしょうか。

 

人に対して本心をむき出しにしている人はいないと思いますし、自分を取り繕って話をすることもありますよね。

 

私はこの冒頭の語りの部分にとても共感を覚えました。

 

又吉さんも、太宰治の小説を読むと自分と同じように考えている人がいると思える、とテレビで語ってらっしゃいましたが、まさにその通りだと思います。

 

皆さんが悩んでいることや日常で考えた些細なこと、つらい感情などが、太宰治の作品には沢山散りばめられているのだと思います。

 

暗いお話ばかりだからと敬遠している方もぜひ読んでみてほしいです。